ExpressVPNのレビュー

ExpressVPNは英領バージン諸島に拠点をおく企業Express VPN International Ltd.によるVPNサービスプロバイダーです。同サービスは匿名性が高くセキュアなVPNを提供するため、私たちとしては最もオススメするものの一つとさせていただいています。

厳しいログ・ポリシーが管理されているため、全くと言っていいほどログが残らないことが特徴の一つです。同サービスのサーバは国際的な捜査の証拠品として押収された際、一切の記録が発見されなかった、というエピソードが残っているほどです。

こちらのレビューでは実際にExpressVPNを使用して分析し、そのVPN接続はユーザを保護するためにオススメできるかどうかという点について評価します。

SunVPNを評価するプロセス

私たちがVPNをテストするときは、それぞれのVPNプロバイダに対して同じ内容の10項目のテストを実施します。こちらは偏りのない比較を確実にご提供するためです。

こちらのテストは、実際に重要となる基準にもとづき本当にベストなものを確実にオススメするための、順序立ったアプローチです。

私たちのテストのプロセスに関しては、コチラからさらなる情報をご提供しております。

1. ExpressVPNのダウンロード

ExpressVPNをテストするために、30日間の返金保証を利用します。こちらの保証内容としては、一旦月額をお支払いした後、解約が30日以内であれば返金がなされるというものです。こちらを利用すると、一般のユーザと同じサービスをテストできることになります。

料金プランの選択

アプリのダウンロード

2. ExpressVPNのセキュリティ及びプライバシー機能の評価

VPNを使用する際、セキュリティとプライバシーの機能が役割を果たすことはとても大切なことです。実際にフリーVPNでは、セキュリティとプライバシーが保護されていないケースも数多くあります。こちらでは、セキュアな接続がもたらされ、ユーザのプライバシーが保護されているか、という観点で評価を行います。

こちらのExpressVPNでは、ユーザのプライバシーが保護されたセキュアな接続を利用できます。同サービスがサポートするプロトコルは、OpenVPN、IPSec、及び、PPTPの3つです。暗号化方式としてはAES(Advanced Encryption Standard)256ビットを使用しています。

256ビットのAES暗号化方式はとても強力なものです。軍事的な機密情報保護にも用いられる技術なので、非常にセキュアなものとなります。

ExpressVPNはこちらの暗号化技術を採用し、一般ユーザ向けにサービスとして提供しています。加えて、ExpressVPNはDNS漏えいの保護やキルスイッチといった重要な機能のほか、ユーザのセキュリティを守るさまざまな高品質の機能を備えています。

DNS漏えいを保護することの目的の一つとしては、VPN接続を行っているにもかかわらず、その接続の外側で気づかないうちにユーザのデータが漏れてしまっている、といった事態の発生を防ぐことなどが挙げられます。

また、キルスイッチを提供することによりVPN接続自体の切断を防ぎます。VPN接続は、インターネット接続の中断や信号が弱いWi-Fi接続などが原因となって切断されてしまう事があります。VPN接続が切断されてしまうとユーザのプライバシーは保護されず、セキュアな接続も確立されません。キルスイッチはこうした事態の発生を防いでくれます。

具体的には、キルスイッチがVPN接続の意図的でない切断を検知すると、お使いのデバイスがVPN接続なしでウェブに再度アクセスしてしまうのをブロックするという方法をとります。

3. データ漏えいテスト

VPNサービスに関しては、本当にセキュアかどうかチェックするには実際にテストしてみるのが一番です。良いVPNもそうでないVPNも、自社のVPNサービスのセキュリティについては良い主張を行うからです。

そのテストといたしまして、まずはIPアドレスの保護がなされているかどうかを検証します。IPアドレスは使用中のコンピュータを特定できる一意的な識別子です。コンピュータでのブラウジング中などにVPNがユーザのIPアドレスを秘匿しそこなった場合などにIPアドレスの漏えいが発生します。こうしたIPの漏えいが起こると、ユーザ情報は公開された状態になってしまいます。そうした事態が発生していないことを検証していきます。

ExpressVPNのIP漏えいテスト

What Is My IP Addressでは、インターネットセッションで記録されるIPアドレスを簡単に検証することができます。

ExpressVPNを起動する前:

こちらのスクリーンショットからは、私の正確なIPアドレスと所在地が割り出されていることが分かります。このままですとインターネット上の行動が追跡されてしまうおそれがあります。

ExpressVPNを使用している時:

コチラの場合ではExpressVPNを起動しているので、IPアドレスはアメリカ合衆国カリフォルニア州サンノゼのものということになっています。つまり、私の所在地及びインターネット上の行動は秘匿されることになります。

4. ExpressVPNのログ・ポリシーのチェック

ExpressVPNは自身のホームページで、ほとんどのログを保管しないとしています。特に、次に挙げるようなログは保管しないと記載されています。

  • IPアドレス
  • ブラウザ履歴
  • DNSクエリ
  • 接続ログ

一方で、以下に挙げるようなログは取得するとされています。

  • ユーザがVPNに接続した日付のみ
  • VPNサーバの位置情報
  • 転送量(メガバイト単位)

これらのログを保管する理由としては、サービスの品質向上に必要なものであることや、ユーザを特定できるようなものではないことなどの理由が記されています。

5. ExpressVPN’s jurisdiction & location are great for privacy

ExpressVPNは英領バージン諸島にその拠点を置いています。カリブ海の西インド諸島に位置する自治領であるため、同自治領は14アイズアライアンスや欧州のシギントといった協定に属していません。こうしたことが何を意味するのか、と申しますと、硬い表現が続きますが、求めに応じて政府にデータを渡すということが義務付けられていないということを意味します。そのため、ExpressVPNは顧客データをほとんど社外に出さなくてよいことになります。

また、英領バージン諸島の企業が捜査協力として情報を提出することが義務付けられる場合は、自国内の裁判所による命令が下った場合に限られます。それゆえ、外国の機関がExpressVPNに情報の提出を強制することは出来ません。

これらの事実からは、ExpressVPNの所在地はプライバシー保護にとって適したものであるということが示されている、と思っています。

6. ExpressVPNの通信速度

VPNの比較では通信速度が、ユーザエクスペリエンスの向上という観点から重要な意味を持ちます。通信速度のあまり低下しないこと、通信速度が安定していること、及び、通信速度が大きくブレないことなどが大事な観点となります。

私たちはExpressVPNのサーバのうち以下の3つを使用し、通信速度にどう影響するかをテストしました。

  • 東京
  • シンガポール
  • サンフランシスコ

まずは、VPN未使用時のインターネット速度テストの結果です。

こちらの結果を踏まえた、私の標準速度は以下の通りです。

  • ダウンロード  :57.30メガビット毎秒
  • アップロード  :67.25メガビット毎秒
  • Ping                 :19ミリ秒

次に、ExpressVPNの東京サーバを使用した場合のインターネット速度です。

※ 各速度の右に上記標準速度との比較を表示しています。

  • ダウンロード  :53.83メガビット毎秒(6%降下)
  • アップロード  :55.42メガビット毎秒(17.6%降下)
  • Ping                 :149ミリ秒(-684%降下)

最後に、同サービスのサンフランシスコサーバを使用した場合のインターネット速度です。

※ 各速度の右に上記標準速度との比較を表示しています。

  • ダウンロード  :49.58メガビット毎秒(13.8%降下)
  • アップロード  :20.47メガビット毎秒(70.0%降下)
  • Ping                 :246ミリ秒(-1195%降下)

以上の結果に関しては、アップロード速度がサンフランシスコサーバで7割近く降下しているものの、ダウンロード速度は目立って低下することはありませんでした。こちらの結果はVPNの速度テストとしては最も速いほうです。トレントの使用やストリーミングの利用に充分適していると申し上げることができます。

8. 海外版Netflixの視聴 (スタジオジブリ作品を含む)

ExpressVPNを使えば、パソコンなどで海外版のNetflixを視聴できます。現状として、各VPNサービスとNetflix社とは競争を繰り広げています。Netflix社としてはユーザが実際に居る国バージョンのNetflixにのみアクセスして欲しいと思っているからです。そうした位置情報による制限を、ExpressVPNを使えば迂回することができます。

また、Amazon Fire TV StickなどではExpressVPNのアプリが利用可能です。こちらを用いて、例えば英国のネットワーク経由でスタジオジブリ作品を鑑賞することも、通信速度等の懸念があるにせよ、現状としては可能です。しかし、プロキシ検知機能にブロックされてしまって視聴できないケースもあるようです。

9. ExpressVPNの価格設定

同サービスの料金プランでは、期間の長いものほどお得に設定されているようです。

  • 1ヶ月プラン    :月額12.95    米ドル
  • 6ヶ月プラン    :月額9.99      米ドル
  • 15ヶ月プラン  :月額6.67      米ドル

いずれのプランにも30日間の返金保証がついています。

一つのプランでさまざまなデバイスに使用できます。パソコンやスマートホン、ルータやブラウザ、及び、ゲームやスマートテレビ向けのアプリが提供されています。なお、15ヶ月プランには3ヶ月無料特典もついていて、ストリーミングサービス向けの通信量は無制限にご使用いただけるそうです。

10. ライブチャットやメールに対応した充実のカスタマーサポート

ExpressVPNのカスタマーサポートはトラブルシュート、ライブチャット、チュートリアル、メール、及び、サポートチケットからなる体制がとられています。基本的に24時間の受付がなされ、日本語にも対応しています。

ExpressVPNのホームページ右上の「サポート」リンクからカスタマーサポートページにアクセスすることができます。ログインした上で、各種サポートを受けることができます。

11. ExpressVPNを推せるかどうか。

同サービスを自信を持ってオススメできます。最高品質のセキュリティを提供し、とても多くのデバイスで使用することが可能です。その上、通信速度を犠牲にする必要もございません。

価格は決して安いとは言えませんが、その分多くのサーバが用意されていますし、カスタマーサポートも充実しています。お値段に見合うサービスが提供されています、それがExpressVPNを私たちが推す理由です。

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